定性調査でインタビュールームを探していると、ウェルコ(原宿)の名前は必ずと言っていいほど目に入ります。私自身、コンサルティング時代からウェルコを含めいくつもの施設を使ってきました。だからこそ、どこがどう違うのか、自分の案件にはどの施設が合うのか、と迷うリサーチャーの気持ちはよくわかります。インタビュールーム選びの基本を押さえつつ、主要な施設を見比べていきます。
目次
そもそもインタビュールームとは?基本の設備をおさえよう
インタビュールームは、デプス・インタビューやフォーカス・グループ・ディスカッションといった定性調査のために設計された専用スペースです。通常の会議室との一番の違いは、マジックミラー越しに観察室からセッションを見られる構造になっている点です。
備わっているべき基本設備は次のとおりです。
- マジックミラーで仕切られたインタビュー室と観察室
- 音声と映像の録音・録画設備
- ZOOMやストリーミング配信への対応
- 対象者が落ち着いて話せる清潔感あるインテリア
- モデレーターと観察者をつなぐインターカム
これらが揃っているかが、最初のチェックポイントになります。料金は施設や時間帯で変わりますが、東京都心では半日あたり数万円台というのが一つの目安です。
ウェルコ(原宿)の特徴
ウェルコは原宿にある、業界ではよく知られたインタビュールームです。私も何度か使った経験から言うと、都内のリサーチャーやクライアントに長く使われてきた実績ある施設、というのが率直な印象です。原宿駅からのアクセスがよく、複数のルームを持っているので、同日に何セッションも走らせる大規模プロジェクトでは頼りになります。ネット上でも、スタッフの対応が丁寧、設備がひととおり揃っている、といった声をよく見かけます。マーケティングリサーチ会社が使い慣れた定番として指名するケースも多く、業界内での認知度は高い施設です。
グループインタビュールーム赤坂(赤坂)の特徴
その名のとおり赤坂にある施設です。港区や千代田区にあるクライアント企業からのアクセスに優れていて、会社から近いという理由で選ばれることも多いようです。実際、ネット上のコメントでも立地の良さを評価する声が目立ちます。フォーカス・グループ・ディスカッションを中心とした定性調査に対応していて、マジックミラー越しの観察など基本的な設備は揃っています。
インタビュールームの選び方:何で比べるべきか
料金だけで決めてしまうと、後から後悔することがあります。さまざまな施設を使ってきた中で、本当に効いてくると感じた選定軸を挙げておきます。
- 立地とアクセス。対象者が来やすい場所かどうかは、リクルーティングの歩留まりに直結します。
- インテリアと雰囲気。対象者が緊張せずに話せる空間かどうかで、データの質が変わります。
- ZOOMやストリーミング配信への対応。クライアントが地方や海外にいる場合、リモート観覧の品質が判断を左右します。
- 英語対応スタッフの有無。グローバル案件や外資系クライアントが関わる調査では大きな分かれ目になります。
- 洗面台などの付帯設備。長時間の実査では、こうした細部が運営のスムーズさに響いてきます。
- フロアの雰囲気を選べるか。カジュアルな空気感とシリアスな空気感を使い分けられると、対象者から引き出せる話の幅が広がります。
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由
私がインタビュールーム赤坂 バイデンハウスを設計したのは、こうした使う側の視点をすべて形にしたかったからです。国内外のインタビュールームを使うたびに感じた、ここがもう少しこうだったらという積み重ねが、そのまま設計思想になっています。
主な特徴は次のとおりです。
- 2フロア構成で雰囲気が異なります。3階はカジュアル、4階は落ち着いたムードで、調査内容や対象者層に合わせて使い分けられます。
- マジックミラーを設置し、クライアントが自然な観察を行える設計です。
- 洗面台つきで、長時間の実査でも対象者やスタッフが快適に過ごせます。
- ZOOM配信とストリーミング配信に対応し、リモート観覧でも高品質な映像と音声を届けます。フォーカスビジョン(Forsta)にも対応します。
- 英語対応スタッフが在籍しているので、グローバルプロジェクトや外資系クライアントの案件でも進めやすい体制です。
- 対象者は最大6名まで対応。デプス・インタビューからフォーカス・グループ・ディスカッション、ワークショップまで幅広く使えます。
- 営業時間は9時30分から22時まで。夕方以降のセッションにも組み込めます。
- 赤坂という立地で、都心からのアクセスがよく、対象者のリクルーティングにも有利なエリアです。
ウェルコやグループインタビュールーム赤坂にもそれぞれ強みがあります。その中でインタビュールーム赤坂 バイデンハウスが際立つのは、調査の質を引き上げる空間設計と、グローバル案件への対応力です。今回のプロジェクトにどちらのフロアが合いそうか、まずは空き状況を確認してみてください。仮予約の段階で確定する必要はありませんので、気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)
著者プロフィール
石崎 健人
インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役
外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。
