会場でグループインタビューを実施しながら、リモートのクライアントにもリアルタイムで観覧してもらいたい。こうしたご要望が、ここ数年で急に増えました。コロナ禍を経て働き方が多様化したことで、海外法人の担当者や地方在勤のチームメンバーが東京の会場まで足を運ぶことは、以前ほど当たり前ではなくなっています。インタビュー会場のハイブリッド配信対応は、あると便利なオプションではなく、会場選びの必須条件に変わりつつあります。グループインタビューにおけるハイブリッド配信の考え方から会場選びの勘どころまで、定性調査の現場を長く見てきた立場で整理します。
目次
フォーカス・グループ・ディスカッションとハイブリッド配信の関係
フォーカス・グループ・ディスカッション、いわゆるグループインタビューは、複数の対象者を一室に集め、モデレーターの進行のもとで特定のテーマについて自由に意見を交わしてもらう定性調査の手法です。参加者同士の発言が連鎖し、深まっていくところが最大の特徴で、個別のデプス・インタビューでは得られないダイナミックな気づきが生まれます。
従来は、クライアントがマジックミラー越しの観覧室から見守るスタイルが定番でした。それがいまは、観覧室には一部の担当者だけ入り、残りのチームはオンラインで同時視聴するというハイブリッドな観覧スタイルが主流です。実査当日に関係者全員を一か所に集めるのが難しくなったぶん、ZOOM配信やストリーミング配信に対応した会場のニーズが高まっています。
ハイブリッド配信対応の会場を選ぶときに確認したいこと
会場を選ぶときに、配信機能をZOOMが使えますの一言で判断するのは危険です。国内外のインタビュールームを実際に使ってきた経験から、必ず確認しているポイントがいくつかあります。
まず映像と音声の品質です。会議室レベルのWebカメラでは、対象者の表情や細かなリアクションが遠隔地の観覧者に届きません。固定カメラの画角、マイクの集音範囲が実査に耐える水準にあるかを見ておきます。
次に回線の安定性です。実査中に配信が途切れることほど困る事態はありません。有線LANが整っているか、帯域に余裕があるかを事前に押さえます。
外資系クライアントの案件では、フォーカスビジョン(Forsta)を使ったストリーミング配信が指定されることがあります。対応実績のある会場かどうかは事前に聞いておきたいところです。
リモート配信をしながら、会場内の観覧室でもマジックミラー越しに視聴できるか。両方を同時に成立させる設計になっているかも見落とせません。そして配信トラブルが起きたときに、その場でスタッフが手を打てるかどうか。これも会場を選ぶうえで大きな分かれ目です。
進め方と人数、モデレーターの役割
進め方は、対象者の人数やモデレーターのスタイルによって大きく変わります。1グループあたり4〜6名が標準で、これを超えると発言機会が偏りやすく、進行の負担も重くなります。ハイブリッド配信を行うときは、モデレーターは対象者との対話に集中する必要があるため、配信オペレーションは会場スタッフに任せきれる体制が望ましい形です。
モデレーターには、発言を引き出す技術に加えて、いま何が起きているかをオンライン視聴者が直感的に理解できる進行の工夫も求められます。たとえば資料や製品を見せる場面では、カメラに映り込む位置を意識して提示するよう、対象者と事前にすり合わせておく。こうした細かな段取りを会場側と詰められるかが、ハイブリッド実査の成否を分けます。
さまざまな施設に関わってきて感じるのは、配信できますと、配信をしっかり支えられますの間には大きな差があるということです。口コミサイトやGoogle Mapのレビューを見ても、スタッフの対応力や配信の安定性への評価が、施設選びの決め手になっている例が目立ちます。
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビル 3F/4Fにあります。私自身が国内外のインタビュールームを使い続けてきた中で、こういう施設が欲しいと感じたものを形にして運営しています。ハイブリッド配信対応のグループインタビュー会場として、実務に直結する強みがいくつもあります。
- ZOOM配信、ストリーミング配信に対応。フォーカスビジョン(Forsta)を含む各種配信形式に対応しているので、外資系クライアントの案件でも安心して使えます。
- マジックミラーを設置し、会場内観覧とリモート配信を並行して運用できる設計です。
- 対象者は最大6名まで。フォーカス・グループ・ディスカッションの標準的な人数構成にそのまま対応します。
- 3階と4階の2フロア構成で、3階はカジュアル、4階は落ち着いた雰囲気と、テーマや対象者属性で使い分けられます。
- 洗面台つきで清潔な環境を保ち、長時間の実査でも対象者やクライアントが快適に過ごせます。
- 英語対応スタッフが常駐し、グローバル案件も言語の壁なく支えます。
- 営業時間は9:30から22:00まで。夜間の実査にも対応でき、スケジュール調整の自由度の高さもご好評をいただいています。
ハイブリッド配信に対応するグループインタビュー会場をお探しであれば、バイデンハウスはその条件を高い水準で満たしています。空き状況の確認や仮予約は下記よりどうぞ。実査日程が固まる前のご相談も歓迎します。
お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)
著者プロフィール
石崎 健人
インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役
外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。
