グループインタビューのインタビュー対象者リクルーティング会社5社比較と選定基準

リクルーティング会社はどこに頼めばいいのか、対象者集めはどれくらい前から動き出せばいいのか。フォーカス・グループ・ディスカッションやデプス・インタビューを初めて企画するとき、最初にぶつかるのはたいていこのあたりの疑問です。調査設計や司会の準備に気を取られがちですが、対象者のリクルーティングこそが定性調査の出来を左右します。リクルーティング会社の選び方から実務上の注意点まで、現場目線で整理していきます。

インタビュー対象者のリクルーティングとは

リクルーティングは、フォーカスグループやデプス・インタビューに参加してもらう対象者を募集して選び出す工程を指します。フォーカスグループは、特定のテーマについて複数の生活者が意見を交わす定性調査の手法で、司会役のモデレーターが進行をコントロールしながら参加者の本音を引き出していきます。調査の質は、どれだけ条件に合う対象者を集められるかで決まると言っても過言ではありません。

リクルーティング会社は、自社が抱える登録モニターパネルや外部提携パネルを使い、クライアントの求めるスクリーニング条件に合う対象者を効率よく集めてくれる専門会社です。条件が複雑になればなるほど、経験のあるリクルーティング会社との連携が欠かせなくなります。

リクルーティング会社を選ぶときに見るべきポイント

これまで数多くの定性調査プロジェクトに関わってきましたが、リクルーティング会社選びでつまずいたケースは少なくありません。条件に合っているはずなのに当日来た対象者の属性が違っていた、キャンセルが続いて人数が揃わなかった。こうしたトラブルこそ、各社の実力差がはっきり出る場面です。選定では次の点を必ず確認しています。

  • パネルの規模と品質。登録者数だけでなく、モニターの属性バランスや更新頻度まで踏み込んで確認します。特定疾患の患者やBtoB職種といった絞り込みターゲットへの対応実績があるかも見ておきたいところです。
  • スクリーニングの精度。調査票の設計力と選抜プロセスの厳密さがそのまま結果に出ます。言われた通りに動くだけでなく、調査の目的を踏まえて提案してくれる担当者かどうかを見極めます。
  • キャンセル対応の仕組み。直前キャンセルが出たときの補欠手配のスピードと、オーバーリクルートの標準設定です。グループインタビューの人数は6名程度に設定することが多いため、8〜9名を呼ぶケースもよくあります。
  • 英語対応の可否。外資系クライアントや海外消費者を対象にした調査では、英語でのリクルーティングや当日対応が求められることがあります。
  • 実査当日のフォロー体制。対象者の誘導や連絡窓口が整っているかどうかは、当日になって効いてきます。

スケジュールと人数設定でつまずかないために

グループインタビューの人数は、1グループあたり5〜6名が標準です。ただし直前キャンセルや欠席に備えて、多めに集めておくオーバーリクルートが業界の慣習になっています。スケジュールは、条件がシンプルでも実査の2〜3週間前にはリクルーティングを動かしたいところ。過去1年以内に特定製品を購入した30代女性で、なおかつ働く母親、といった具合に絞り込まれているなら、1か月以上の余裕をもって依頼するのが安全です。

何グループ実施するのか、どの属性でグループを分けるのか。グループインタビューの設計は、そのままリクルーティング条件に直結します。調査設計とリクルーティング設計は分けずに一体で考えるべきで、リクルーティング会社との早めのすり合わせがトラブル回避につながります。当日モデレーターがスムーズに進行できるかどうかも、結局のところ対象者の質に大きく左右されるのです。

リクルーティングと並行して動かしたいインタビュー会場の手配

対象者のリクルーティングと一緒に、早めに動かしておきたいのが会場の手配です。リクルーティング会社が提携会場を紹介してくれることもありますが、最近はクライアント側が独自に会場を確保するケースも増えてきました。背景にあるのは会場品質へのこだわりです。さまざまなインタビュールームを使ってきて感じるのは、会場の雰囲気が対象者の発言に確実に影響するということ。清潔感に欠けたり設備が古かったりすると、対象者のテンションにも微妙に響きます。クライアントがオブザーブする環境、つまりマジックミラー越しの観察やZOOM配信の品質も、会場を選ぶうえで外せない軸です。

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由

私が設計・運営しているインタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビルの3階・4階にあります。こうした現場での課題意識から生まれた施設で、国内外のインタビュールームを使い続けてきた経験をもとに、使いやすさ、清潔感、機能性を軸に設計しました。リクルーティング会社との連携を前提にした実査環境として、多くの調査会社やクライアント企業にお使いいただいています。

  • 2フロア構成。3階はカジュアルな雰囲気、4階は落ち着いたムードある空間で、調査テーマや対象者の属性に合わせて選べます。
  • マジックミラーを設置しており、クライアントによるリアルタイムのオブザーブができます。
  • ZOOMやストリーミング配信に対応。遠方のクライアントや海外本社向けにフォーカスビジョン(Forsta)も使え、柔軟に配信環境を組めます。
  • 英語対応スタッフが常駐しており、インターナショナルな調査プロジェクトにも対応できます。
  • 対象者は最大6名まで対応。フォーカス・グループ・ディスカッションの標準人数をしっかりカバーします。
  • 洗面台を完備し、対象者が快適に過ごせるよう細部まで配慮しています。
  • 営業時間は9:30〜22:00。夜間のグループも実施できるため、スケジュール設計の自由度が高くなります。

リクルーティング会社が決まったら、会場の仮予約も同時に進めておくのがおすすめです。実査日に向けて、対象者と会場、そしてモデレーターの三つが揃ってはじめて調査は本番を迎えます。インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは仮予約で日程をおさえておけますので、空き状況はお気軽にお問い合わせください。

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お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)

著者プロフィール

石崎 健人

インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役

外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。

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