インタビュールームとは何か?現役リサーチャーが明かす7つの実態

インタビュールームって、そもそも何が必要な部屋なんだろう。定性調査をはじめて担当することになったとき、最初にぶつかる疑問がこれです。会議室と何が違うのか、どんな設備が要るのか、費用はどのくらいか。よくわからないまま施設を探しはじめた方も多いはずです。私自身、コンサルティング・ファームに在籍していたころ、はじめて手配したときは同じように戸惑いました。そんな経験をふまえて、インタビュールームの基本から設備、料金相場、選び方までを整理してお伝えします。

インタビュールームとは?基本を押さえておきましょう

インタビュールームは、マーケティングリサーチの定性調査を行うために設計された専用の部屋です。ふつうの会議室との一番の違いは、マジックミラー(ハーフミラー)が入っていること。対象者が入るインタビュー室と、クライアントや観察者が控えるクライアント室がミラーで仕切られていて、対象者に気づかれずに自然な反応や発言を観察できる構造になっています。

インタビュールームで実施される調査には、次のようなものがあります。

  • デプス・インタビュー。対象者1名とモデレーターが1対1で深く掘り下げる形式です
  • フォーカス・グループ・ディスカッション。複数の対象者がグループで意見を出し合う形式です
  • ワークショップ。参加者が共同で課題に取り組む体験型のセッションです
  • エスノグラフィー。対象者の行動や文脈を観察し、記録していく手法です

いずれも対象者のリアルな声や行動を引き出すことを目的としています。だからこそ、場づくりがインタビュールームには求められます。

インタビュールームの設備——何が揃っているかで決まります

施設選びで効いてくるのが設備です。いろいろな部屋を使ってきて感じてきたのは、設備の差が調査の質にそのまま響くということ。録音や録画の音質が悪くて文字起こしに難儀したり、クライアント室の椅子が硬くて長時間の実査がつらかったり。小さな不便が積み重なって現場が消耗していきます。

インタビュールームに求められる基本的な設備はこのあたりです。

  • マジックミラー。クライアント側から観察するためのものです
  • 録音・録画機器、またはその設置スペース
  • モニターやスクリーン。刺激物の提示などに使います
  • 長時間の実査に耐えられる椅子やテーブル
  • 洗面台や水回り。身だしなみを整えたり、清潔な環境を保つために必要です
  • ZOOM配信やストリーミング配信への対応。リモートで観察するためのものです

リモートワークが広まり、クライアントが現地に来られない調査も増えました。ZOOM配信やフォーカスビジョン(Forsta)といったストリーミング配信に対応しているかは、いまや施設選びの大きな判断材料になっています。

料金相場と選び方——ミラー越しに何を見たいか

料金は立地、設備、時間帯で大きく変わります。東京都内であれば、1コマ2〜3時間でおおむね3万円から8万円前後が目安です。丸一日の実査になると10万円を超えることもあります。

ミラー越しの観察環境、つまりクライアント室の見やすさと聞こえやすさは、現場を踏んできた人ほど気にするポイントです。マジックミラーの角度や照明の調整が甘いと、インタビュー室側が明るすぎて観察しづらくなります。クライアント室の防音が弱ければ、観察者の笑い声や話し声が漏れて対象者に気づかれてしまうこともあります。このあたりは、口コミやレビューで事前に確かめておくと安心です。

施設を選ぶときに見ておきたい点を挙げておきます。

  • マジックミラーの視認性とクライアント室の防音性
  • 対象者もクライアントもアクセスしやすい立地か
  • 対象者の人数に見合うキャパシティがあるか
  • ZOOM配信やストリーミング配信に対応しているか
  • グローバル調査なら、英語対応のスタッフがいるか
  • 仮予約から本予約までの柔軟性。スケジュール変更がしやすいか
  • 清潔感と設備の管理状態

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスについて

長年の現場経験をもとに私自身が設計・運営しているのが、インタビュールーム赤坂 バイデンハウス(東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビル 3F/4F)です。自分が使いたいと思える施設をつくる。そのコンセプトで、現場のリサーチャーが抱えてきた不満や不便をひとつずつ潰していきました。

  • 2フロア構成です。3階はカジュアルな雰囲気、4階はムードのある落ち着いた空間で、調査の目的や対象者によって使い分けられます
  • マジックミラーは視認性と防音性にこだわった設計で、クライアント室からの観察が快適です
  • 洗面台つきで、対象者もスタッフも清潔な環境で実査に臨めます
  • ZOOMとストリーミング配信に対応。フォーカスビジョン(Forsta)も使えるので、リモート観察もスムーズです
  • 英語対応スタッフが在籍しており、外資系クライアントや海外モデレーターとの調査にも対応します
  • 対象者は最大6名まで。デプス・インタビューからフォーカス・グループ・ディスカッションまで幅広くカバーします
  • 営業時間は9:30から22:00。夜間の実査にも対応できるので、スケジュールを柔軟に組めます

仮予約から本予約まで、スケジュール調整のしやすさにも気を配っています。はじめての方もベテランのリサーチャーも、見学やお問い合わせをお待ちしています。

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お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)

著者プロフィール

石崎 健人

インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役

外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。

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