急に調査スケジュールが変わってしまった、対象者の都合でリクルートがずれ込んでいる。定性調査に関わっていれば、実査の直前に予定が狂う場面は何度も出てきます。そんなとき悩ましいのが、インタビュールームのキャンセルや日程変更への対応です。施設によってルールがかなり違うので、いざというときに慌てないよう、事前に押さえておきたいところです。
目次
インタビュールームのキャンセル・変更ポリシーは施設ごとに違う
インタビュールームは、デプス・インタビュー(個別インタビュー)やフォーカス・グループ・ディスカッション(グループインタビュー)など、定性調査を実施するための専門施設です。マジックミラーやZOOM配信、ストリーミング配信などの設備を備え、リサーチャーやクライアントがミラー越しに観察しながらセッションを進められます。
キャンセルや変更のルールは、施設ごとに設定が大きく分かれます。国内外のインタビュールームを使ってきた経験からすると、おおよそ次のような区分が多い印象です。
- 実査の7日以上前は、キャンセル料なし、または一部のみ
- 実査の3〜6日前は、料金の30〜50%程度のキャンセル料が発生
- 実査の前日から当日は、料金の50〜100%のキャンセル料が発生
- 日程変更については、キャンセルとは別に変更手数料が設定されている場合あり
これはあくまで一例で、仮予約と本予約の段階ごとにポリシーが分かれている施設もあります。予約時に必ず確認しておきましょう。
仮予約を賢く使うのがプロの選び方
定性調査のスケジュールは、リクルートの進み具合やクライアントの都合で、直前まで固まらないことがよくあります。そんなときに役立つのが仮予約の仕組みです。
多くのインタビュールームでは、仮予約の段階ではキャンセル料が発生しないか、ごく低額に抑えられています。本予約への切り替え期限を確認しつつ、スケジュールが固まったタイミングで本予約へ移すというやり方は、リサーチ実務でかなり有効です。以前利用した施設の中には、仮予約と本予約の区別がなく、予約した時点から全額キャンセルポリシーが適用されるところもありました。後から気づいてヒヤリとしたことを覚えています。インタビュールームを選ぶときは、料金相場やマジックミラーなどの設備面だけでなく、予約・変更のルールも判断材料に含めたいところです。
Google マップのレビューを眺めていると、急な変更に丁寧に対応してもらえた、スタッフとのやりとりがスムーズだった、といった声が施設への信頼につながっているのがよく分かります。料金体系だけでなく、スタッフの対応力も施設選びでは見逃せません。
変更・キャンセルのときに確認しておきたいこと
キャンセルや変更が必要になったときに慌てないため、事前に押さえておきたい点を挙げておきます。実査の規模や内容によって影響の出方も変わってきます。
- キャンセルポリシーの起算日。実査日から何日前という数え方が、営業日基準なのか暦日基準なのかを確認しておく
- 仮予約から本予約への切り替え期限。過ぎると自動的にキャンセルになる施設もある
- 日程をスライドする変更がキャンセル扱いになるかどうか。別日程への振り替えが認められる場合もある
- 部屋の種類や設備による料金差。マジックミラー付きの観察室の有無で料金が変わることがある
- ZOOM配信やストリーミング配信など特殊な設備の予約変更。機材準備がからむなら早めの連絡が必要
- キャンセル・変更の連絡方法。電話のみなのか、メールでも受け付けるのか
予約段階で担当者にこのあたりを確認しておくだけで、いざというときの対処がぐっと楽になります。
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由
私が設計・運営しているインタビュールーム赤坂 バイデンハウスでは、定性調査を実施するリサーチャーやクライアントが安心して使えることを第一に考えています。国内外の施設を使い続けてきたなかで、ここがもう少し配慮されていればと感じてきた点を、ひとつずつ解消してきた施設です。
スケジュールの変更やキャンセルが起こりやすいという定性調査の性質を踏まえ、仮予約と本予約の仕組みを柔軟に運用しています。調査当日に慌てずに済むよう、設備とスタッフ対応の両面を整えました。
- 2フロア展開で、3階はカジュアルな雰囲気、4階はムードのある落ち着いた空間。調査内容や対象者に合わせて選べます
- マジックミラー越しに観察できる専用の観察室を完備
- 洗面台つきで、長時間の実査でも清潔感のある環境を保てます
- ZOOM・ストリーミング配信に対応し、遠方のクライアントともリアルタイムで共有できます
- 英語対応スタッフが在籍し、外資系クライアントや海外対象者のプロジェクトにも対応
- 対象者最大6名まで対応でき、フォーカス・グループ・ディスカッションにも使えます
- 営業時間は9:30から22:00まで。夜間の実査にも対応できます
急なスケジュール変更がありそうだけれど、まず部屋を押さえておきたいというときも、仮予約からお気軽にご連絡ください。実査当日まで、スタッフが丁寧にサポートします。空き状況はお早めにご確認いただくと安心です。
お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)
著者プロフィール
石崎 健人
インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役
外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。
