グループインタビュー録画の正しい進め方|機材・同意・活用まで網羅

グループインタビューの録画、どうしていますか。とりあえずスマホで撮った、会場のカメラがどこについているか分からなかった、そんな経験をお持ちの方は意外と多いはずです。定性調査において録画データは、分析や報告書の作成、クライアントへの共有まで、実査後のあらゆる工程で使う資産です。撮れていなかった、音が聞こえなかった、では取り返しがつきません。フォーカスグループやグループインタビューの録画について、会場選びから当日の運用まで、実務で使える知識をまとめてお伝えします。

フォーカスグループとは。録画が特に重要な理由

フォーカスグループ、いわゆるフォーカス・グループ・ディスカッションは、複数の対象者を集めてモデレーターが進行しながら意見や感情を引き出す定性調査の手法です。1対1で行うデプス・インタビューと違い、参加者同士の会話から生まれる化学反応、つまりグループダイナミクスを活かせるのが大きな特徴です。

そしてこのグループダイナミクスこそが、録画を難しくする要因でもあります。個別インタビューなら対象者は1名でカメラの向きも固定で済みますが、グループインタビューでは複数名が同時に話し、視線や表情、うなずきといった非言語情報が飛び交います。誰が何を言ったかだけでなく、その発言に他の参加者がどう反応したかを映像で残すには、適切な機材と会場環境が欠かせません。

グループインタビューの進め方と録画タイミングの関係

グループインタビューの流れは、アイスブレイクから始まり、メイントピックの探索、深掘り、まとめ、という構成が一般的です。録画の観点で気を配りたいのは、アイスブレイクが始まる前と、話が盛り上がる深掘りフェーズです。

  • 開始前。録画スタートのタイミングを司会とオペレーターで事前に決めておきます。対象者が入室する前に機材チェックを終わらせるのが鉄則です。
  • アイスブレイク中。参加者がリラックスしている様子や最初の発言は、後の分析で使える場面があります。雑談だからと録画を止めないようにしましょう。
  • 深掘りフェーズ。複数人が同時に話したり、感情的な反応が出やすい場面です。全方位をカバーできる広角カメラ、もしくは複数台のカメラで補い合う設計が理想です。
  • 終了後。会が公式に終わった後、部屋に残った時間の雑談に本音が出ることもあります。録画は対象者が退室してから止めるのが安全です。

以前利用した会場でカメラが固定式だったため、端に座った参加者の顔がほとんど映っていなかったことがありました。議事録を作る段階で気づき、音声だけを頼りに分析するはめに。会場選びの段階でカメラの設置位置と台数を確認することは、思っている以上に効いてきます。

グループインタビューの人数・会場と録画品質の関係

グループインタビューの人数は4〜8名程度が多く、テーマや目的によって変わります。人数が増えるほど会話が交錯し、録画も収音も難易度が上がります。

会場の選び方が録画品質に直結するポイントを整理すると、次のようになります。

  • カメラの台数と配置。全員の顔と表情が映るかどうかは基本中の基本です。広角カメラ1台では、机の端に座った参加者が映らないことがあります。
  • マイクの収音範囲。テーブル中央に1本だけだと、端の発言が小さくなりがちです。会場ごとのマイク配置は必ず確認しましょう。
  • マジックミラーの有無。クライアントが観察室から様子を見ながら、同時に録画やモニター確認ができる環境はプロジェクト全体の質を引き上げます。
  • ZOOMやストリーミング配信への対応。地方や海外のクライアントがリアルタイムで観覧できるかどうかも、近年では重要な選定基準です。

モデレーターの立場からも、録画環境は無視できません。進行に集中しながら、今ちゃんと映っているかと気を揉むのは精神的な負担になります。会場スタッフがオペレーションを担ってくれる施設なら、司会本来の仕事である、参加者の言葉を引き出すことに集中できます。

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由

東京・赤坂にあるインタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、私自身がこれまで国内外のさまざまな会場を使い続けてきた経験をもとに設計した施設です。録画環境が不安、クライアントがリモートで見たい、英語話者の対象者が混在する、そういった現場の悩みに応える形で、一つひとつの設備を整えています。

  • マジックミラー設置。観察室からリアルタイムで実査を観覧でき、クライアントが安心して立ち会えます。
  • ZOOMやストリーミング配信に対応。遠方や海外のクライアント、同僚にもリアルタイムで共有できます。フォーカスビジョン(Forsta)にも対応しています。
  • 3階と4階の2フロア。カジュアルな雰囲気の3階と、落ち着いたムードの4階から、テーマや対象者に合わせて選べます。
  • 対象者は最大6名まで対応。標準的なフォーカス・グループ・ディスカッションの人数をしっかりカバーします。
  • 洗面台つき。対象者が長時間滞在しても快適に過ごせます。清潔感は発言のリラックス度にも影響します。
  • 英語対応スタッフが在籍。外資系クライアントや外国人対象者が混じるプロジェクトにも安心して臨めます。
  • 営業時間は9:30から22:00まで。夜間の実査にも対応でき、スケジュールに余裕を持たせやすいです。

録画がちゃんと撮れていた、クライアントから画質が良いと言われた、そんな当たり前を当たり前に提供できる環境を、赤坂バイデンハウスでは大切にしています。実査の日程が固まる前でも構いませんので、仮予約や事前のご相談はお気軽にどうぞ。

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著者プロフィール

石崎 健人

インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役

外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。

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