大阪でフォーカス・グループ・ディスカッションを予定しているけれど、どの会場を選べばいいか迷う。定性調査をやっていると、こうした場面に何度もぶつかります。インタビュールームは数こそあるものの、いざ使ってみると配信設備が古かったり、待合スペースが狭くて対象者が落ち着かなかったり、スタッフの対応に慣れがなかったりと、細かなストレスが積み重なるケースも珍しくありません。このページでは大阪のインタビュールーム事情を整理しながら、東京・大阪のどちらでの実査も視野に入れているリサーチャーやモデレーターに向けて、会場選びで押さえておきたい点をお話しします。
目次
大阪のインタビュールーム事情とエリアの傾向
大阪のインタビュールームは梅田、本町、心斎橋の周辺に集まっています。交通の便がよく、リクルーティングした対象者が来やすいのは大きな利点です。ただ、大阪の会場をいくつか実際に使ってきた経験から言うと、施設ごとのクオリティにはかなりの幅があるというのが正直なところです。
とくに気になったのは次のような点でした。
- マジックミラー越しのクライアント観察室が手狭で、複数名のオブザーバーが窮屈そうにしている
- ZOOMやストリーミング配信に対応しているものの、接続の安定性に不安が残る
- 洗面台がなく、対象者もスタッフも共用トイレの洗面台を使わざるを得ない
- 営業時間が短く、夜間の実査に対応できない
もちろん、設備のしっかりした施設もあります。ただ、大阪だからという理由だけで会場を固定せず、調査の規模、配信要件、オブザーバー人数を踏まえて柔軟に検討することをお勧めしています。
大阪案件を東京で実査するケースが増えている
クライアントが大阪に拠点を置いていても、東京のグループインタビュー会場で実査を行うプロジェクトがここ数年で増えています。理由はいくつかあります。意思決定者が東京にいること、ZOOMやストリーミング配信でリモート参加ができるようになり、わざわざ大阪まで足を運ぶ必要がなくなったこと、そして東京の施設のほうが設備とスタッフ対応の水準が安定していると感じるリサーチャーが多いこと。こうした事情が重なっています。
東京のインタビュールームは選択肢が豊富で、赤坂をはじめ新宿、渋谷、銀座といった主要ビジネスエリアに点在しています。対象者リクルーティングの面でも、東京の人口規模は調査設計に幅を持たせやすい。大阪案件でも東京で実施したほうが全体のクオリティが上がると判断される場面は、肌感として年々増えています。
インタビュールーム選びで確認したい5つのポイント
大阪であっても東京であっても、施設を選ぶときに必ず見ておきたい点は共通しています。コンサルティング・ファーム時代から現在まで、国内外の会場を数多く使ってきた経験から絞り込んだ項目を紹介します。
- マジックミラーの視認性と防音性。観察室からの見え方と、インタビュー室への音漏れの有無は現地で確認したいところです
- 配信環境。ZOOMやストリーミング配信の実績と回線の安定性を事前に問い合わせておきましょう。フォーカスビジョン(Forsta)に対応しているかも確認したい点です
- 対象者の動線と待合環境。対象者がリラックスして待てる空間があるかどうかは、インタビューの質にもつながります
- 洗面設備。些細に見えて、半日や終日の実査では意外と効いてきます
- 英語対応。グローバルプロジェクトや外資系クライアントの案件では、スタッフの英語対応力は外せません
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由
国内外のさまざまなインタビュールームを実際に使ってきた経験をもとに設計したのが、インタビュールーム赤坂 バイデンハウス(東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビル 3F・4F)です。使いやすく、清潔で、機能的であること。これを最優先に置いて、自分自身が利用するたびに感じてきた細かなストレスをひとつずつ潰していきました。
大阪での実査を検討中の方も、比較対象として一度のぞいてみてください。東京・赤坂という立地は、新幹線で新大阪から2時間半ほど。クライアントが東京在勤であれば、むしろこちらのほうがアクセスしやすいというケースも少なくありません。Google Mapのレビューでも、スタッフの対応が丁寧、配信環境が安定している、清潔感があって対象者が落ち着いて話せた、といった声をいただいています。
施設の主な特徴は次のとおりです。
- 2フロア展開。3階はカジュアルな雰囲気、4階は落ち着いたムードのある空間で、調査の目的やターゲット層に合わせて選べます
- マジックミラーを設置し、オブザーバーがストレスなく観察できる視認性と防音性を確保しています
- 洗面台つきで、対象者にもスタッフにも使いやすい設備を備えています
- ZOOMとストリーミング配信に対応。フォーカスビジョン(Forsta)にも対応しているので、リモートオブザーバーが多い案件でも安心です
- 英語対応のスタッフが在籍し、外資系クライアントや海外モデレーターが入る案件にも対応できます
- 対象者は最大6名まで対応。デプス・インタビューからフォーカス・グループ・ディスカッション、ワークショップまで幅広い形式に使えます
- 営業時間は9:30から22:00。夜間の実査や同日に複数セッションを組みたい場合にも柔軟に動けます
仮予約の段階でも、調査の形式や配信要件についてお気軽にご相談ください。本予約の前に、実査のイメージを一緒に整理するところからお手伝いします。大阪を会場候補にされている方が、東京開催という選択肢と並べて検討する際の判断材料にもなれば嬉しいです。
お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)
著者プロフィール
石崎 健人
インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役
外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。
