インタビュールームを使うべき5つのメリットと調査精度が上がる理由

専用のインタビュールームを使うべきか、会議室や自社のミーティングスペースで代用してもいいのか。定性調査の準備をしていると、こんな迷いがよぎることはありませんか。費用も気になりますし、慣れないうちは判断に悩むところです。コンサルティング時代にいろいろな環境で実査を経験してきましたが、インタビュールームの選び方ひとつで調査の質はずいぶん変わると感じています。今日はその使いどころと利点を、現場感覚を交えてお話ししていきます。

そもそもインタビュールームとは

インタビュールームは、デプス・インタビューやフォーカス・グループ・ディスカッションといった定性調査のために設計された専用施設です。会議室と決定的に違うのは、観察室と実施室がマジックミラーで仕切られていること。クライアントやオブザーバーは対象者に気づかれないまま、ミラー越しに調査の様子をリアルタイムで観察できます。対象者が見られている意識を持ちにくくなるので、自然な発言を引き出しやすくなります。設備面では、音声と映像の収録機器、ストリーミング配信、ZOOM接続環境がそろっているかも、施設選びの分かれ目になります。

インタビュールームを使う5つのメリット

さまざまな施設を使ってきた経験から、専用ルームならではの利点を5つにまとめてみます。

  • マジックミラー越しのリアルタイム観察。クライアントが同席し、発言の温度感や非言語の反応をその場で受け取れます。録画を後から見返すのとは別物の体験で、気になった点をすぐにモデレーターへ共有して追加質問に反映できます。
  • 対象者がリラックスしやすい空間。企業オフィスや見慣れない会議室では、対象者が無意識に緊張してしまいがちです。調査のために来た場所だと認識してもらえる専用施設では、発言のハードルが下がります。
  • 収録と配信の環境が整っている。ZOOMやストリーミングに対応していれば、地方や海外のクライアントもリアルタイムで参加できます。フォーカスビジョン(Forsta)などのシステムに慣れたスタッフがいると、当日の進行が驚くほど滑らかです。
  • 守秘性が守られる動線設計。待合スペースと観察室が分かれているので、対象者とオブザーバーが鉢合わせするリスクも抑えられます。調査内容や個人情報の取り扱いという点でも安心感があります。
  • 運営面のサポート。招待状の送付から当日の受付、誘導まで施設スタッフが担ってくれるので、モデレーターや調査担当者は調査そのものに集中できます。

インタビュールームの料金相場と選び方

料金は立地、設備、収容人数で幅がありますが、都内の主要施設では半日4〜5時間あたり3万〜6万円前後が目安です。1日通しで借りたり、ZOOM配信や録画オプションを足すと費用は上がります。それでも外部会場をゼロから設営するのに比べれば、専用施設のほうがトータルで割安になるケースが多いです。確認しておきたいのは次のあたりです。

  • マジックミラーの有無と、観察室にオブザーバー人数の余裕があるか
  • ZOOMやストリーミング配信に対応しているか
  • 対象者が複数名になる場合の最大収容人数
  • 洗面台や更衣スペースなど、対象者向け設備が整っているか
  • 仮予約ができるか。リクルーティングの状況に合わせてスケジュールを動かせるか

複数の施設を下見したり実際に使ったりしてきた中で、設備は悪くないのにスタッフの対応がぎこちなく、対象者が緊張してしまったという経験が何度かありました。ハードとソフトの両方がそろっているかどうかが、施設選びの肝になります。

赤坂バイデンハウスというひとつの選択肢

そうした経験を重ねてきたからこそ、自分が本当に使いたいと思える場所をつくろうと考えて設計したのが、インタビュールーム赤坂 バイデンハウスです。東京メトロ赤坂駅から徒歩圏内の赤坂2丁目にあり、3階と4階の2フロア構成。3階はカジュアルで話しやすい雰囲気、4階は少し落ち着いたムードに仕上げていて、調査テーマや対象者の属性に合わせてフロアを選んでいただけます。

  • マジックミラーを設置。ミラー越しの観察に対応し、オブザーバーが落ち着いて立ち会えます。
  • 洗面台つき。対象者にもスタッフにも使いやすい清潔さは、現場の口コミでもよく話題になります。
  • ZOOMとストリーミング配信に対応。遠方のクライアントやグローバルチームのリモート参加もスムーズです。
  • 英語対応スタッフが在籍。外資系クライアントや海外対象者が含まれる調査でも対応できます。
  • 対象者は最大6名まで。フォーカス・グループ・ディスカッションの標準的な規模に合わせています。
  • 営業時間は9時30分から22時まで。夕方以降のグループインタビューにも対応できます。
  • 仮予約制度あり。リクルーティングの進み具合を見ながら、まず日程を押さえておけます。

施設選びでは設備にばかり目が向きがちですが、空間の雰囲気や運営スタッフの動き方は、調査結果に静かに影を落とします。バイデンハウスでは、そんな細部までこだわって設計と運営を続けています。定性調査を予定されている方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

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著者プロフィール

石崎 健人

インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役

外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。

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