カスタマージャーニー インタビューで顧客心理を可視化する5つの実践手順

カスタマージャーニーを描こうとして、どんな質問なら本音を引き出せるのか悩む場面はよくあります。ペルソナや数字だけでは見えない、行動の裏側にある感情をすくい上げるのが、カスタマージャーニー・インタビューの面白さであり、難しさでもあります。コンサルティング時代から数えきれないほどの現場に立ち会ってきましたが、設計の精度が結果を大きく左右することは毎回痛感します。

カスタマージャーニー・インタビューとは何か

カスタマージャーニー・インタビューは、顧客がサービスや商品に出会い、購入し、使い続けるか離脱するまでの体験を、時系列に沿って語ってもらう定性調査の手法です。アンケートで分かるのは何を買ったかという事実ですが、インタビューではなぜそのとき検索したのか、比較検討中はどんな気持ちだったのかまで、感情と思考の流れを拾えます。

フォーカス・グループ・ディスカッションは他の参加者の発言に意見が引きずられがちです。ジャーニーを深く掘るなら、一対一のデプス・インタビューが向いています。生活者と腰を据えて向き合うことで、各タッチポイントに潜む感情の起伏まで丁寧にすくい取れます。

インタビュー設計のポイントと質問項目の組み立て方

設計でいちばん効くのは、過去の具体的な体験を語ってもらう構えです。あなたはどんなときに使いますかと一般論で聞くのではなく、最後に使ったのはいつですか、そのとき何が起きていましたかと、実際のエピソードに紐づけて尋ねます。

質問項目は次の流れで組むと、会話が自然に進みます。

  • ウォームアップとして属性や日常習慣を軽く聞き、緊張をほぐす
  • きっかけの探索で、そのサービスや商品に関わり始めた背景をたどる
  • 行動の再現として、検索、比較、購入、利用の各場面を時系列で語ってもらう
  • 感情の掘り下げで、嬉しかった、困った、不安だった瞬間を深く聞く
  • 現在の満足度、あったらよかったこと、今後の利用意向を確認する

一回で聞ける量はかぎられています。詰め込まず、この調査でどのタッチポイントの謎を解くのかを事前に絞っておくことが、設計の核になります。

人数・回数の目安と分析の進め方

何人にインタビューすればいいかは、現場でいちばんよく聞かれる質問です。定性調査では、同じセグメントで5〜8名のデプス・インタビューを行うと、主要なインサイトが飽和してくると言われています。新規顧客の理解か、既存顧客の離脱防止かといった目的でセグメントを分け、それぞれ5名前後を目安にすると現実的に回せます。

分析は、録音や録画から発言を書き起こし、各発言をタッチポイントと感情軸でマッピングしていくのが基本です。私がよく使うのは、付箋ツールやホワイトボードを使ったアフィニティ・ダイアグラムで、複数名のインタビュー結果を横断しながら、繰り返し現れる感情パターンを浮かび上がらせる方法です。オブザーバーがいる場合、実査中にマジックミラー越しに観察した気づきメモを加えると、ジャーニーマップに立体感が出ます。

海外調査や多言語対応が必要なプロジェクトでは、ZOOMやストリーミング配信を併用すると、遠方のステークホルダーもリアルタイムで視聴できます。エスノグラフィーやワークショップと組み合わせて体験を多面的に捉える案件も増えており、施設側の対応力が調査品質に直結することを実感しています。

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスでカスタマージャーニー調査を

国内外のインタビュールームを使ってきて感じるのは、空間の雰囲気がそのまま対象者の発話量に響くということです。清潔感に欠けたり、待機スペースが窮屈だったりすると、対象者は緊張を残したまま本音まで届かないことがあります。その経験があったからこそ、インタビュールーム赤坂 バイデンハウスを設計する際は、居心地のよさと機能性の両立にこだわりました。

赤坂駅から徒歩圏という立地で、カジュアルな雰囲気の3階と落ち着いたムードの4階の2フロアを、用途に応じて使い分けられます。カスタマージャーニー・インタビューのように長時間の会話を要する調査では、圧迫感のなさが対象者のリラックスに直結します。

  • マジックミラーを設置し、クライアントのオブザーブに対応します
  • 洗面台を完備し、対象者もスタッフも長時間快適に過ごせます
  • ZOOMやストリーミング配信に対応し、遠方のクライアントもリアルタイムで視聴できます
  • 英語対応スタッフが在籍し、グローバル調査や外国人対象者にも対応します
  • 対象者は最大6名まで対応し、デプス・インタビューからフォーカス・グループ・ディスカッションまでカバーします
  • 営業時間は9:30〜22:00で、夕方や夜間の実査スケジュールにも柔軟に組み込めます

カスタマージャーニー・インタビューは、設計と実査と分析が噛み合ったときに、顧客理解を一段深い場所へ連れていってくれます。インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、その実査の場としてプロジェクトを丁寧に支えています。初めての方も仮予約からお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール

石崎 健人

インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役

外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。

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