グループインタビューの進め方:設計から分析まで5つの実践手順

グループインタビューは参加者同士の発言が刺激し合い、ひとりでは出てこない意見や感情が表に出る定性調査の手法です。新製品のコンセプト検証や広告クリエイティブの反応確認など、定量調査では拾いにくい部分を掘り下げるのに向いています。準備から当日の運営、終了後の分析まで、実務に沿った流れで整理していきます。

① 調査目的の明確化とリクルーティング設計

準備の段階でグループインタビューの成否はほぼ決まります。何を知りたいのかを関係者間で合意しておかないと、後工程の解釈がばらつきます。対象者は四名から六名程度が目安で、多すぎると発言の機会が偏り、少なすぎると議論が深まりません。属性のばらつきにも気を配りながら、ターゲットをずらさずにリクルーティングを進めることが欠かせません。

② ディスカッション・ガイドの組み立て

ウォームアップからメインテーマ、深掘り、まとめという流れを意識しつつ、問いの順序や言葉遣いを丁寧に設計します。誘導にならないよう、オープンエンドな問いを基本にします。ふわっとした目的のまま進めてしまうと、得られる情報の質はがくんと落ちます。会場の確保や役割分担の確認も、この段階で済ませておきます。

③ モデレーターの立ち回りと沈黙の扱い

当日は司会の立ち回りが調査の質を大きく左右します。特定の参加者だけが話し続けてしまう、議論が表面で止まってしまう状況を自然な流れで整えていくのがモデレーターの仕事です。沈黙を恐れず、少しだけ間を置くことで深い発言が出てくることも珍しくありません。対象者が黙り込む時間には、まだ言葉になっていない本音が隠れていることがあります。

④ 当日の進行とマジックミラー活用

自己紹介や日常的な話題から入り、参加者同士が打ち解ける時間をつくります。いきなり核心へ踏み込むと本音が遠ざかります。メインディスカッションでは一問一答ではなく、参加者同士の対話が自然に生まれる流れをつくり、気になった発言を深掘りしていきます。会場にマジックミラーが入っている場合は、クライアントが別室からリアルタイムで観察でき、対象者に意識させずに自然な言動を見られます。

⑤ 逐語録の作成と示唆の言語化

実査が終わったら、録音と録画をもとに逐語録を起こし、発言を分類して整理します。複数人の発言が交差するので、誰がどの文脈で何を言ったのかを丁寧に追うことが欠かせません。何を言ったかという表面の発言だけでなく、なぜそう言ったのか、他の参加者の発言を受けてどう変化したのかという視点を重ねていくと、見えるものが変わってきます。報告書にまとめる際は、調査目的に対してどんな示唆が得られたのかをはっきり言葉にすることが求められます。

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、国内外のさまざまなインタビュールームを実際に使ってきた経験をもとに設計し、運営している施設です。使いやすく、清潔で、機能的であることをコンセプトに、定性調査の現場で本当に必要なものを選んでそろえています。二フロア展開で調査内容やターゲットに応じて選べ、マジックミラー設置でクライアントは別室からリアルタイムで観察できます。ZOOMやストリーミング配信に対応し、遠隔地のクライアントもリアルタイムで実査を確認できます。フォーカスビジョン、Forstaにも対応しています。英語対応スタッフが在籍し、外資系クライアントや海外モデレーターとの調査にも対応できます。対象者は最大六名まで、営業時間は9時30分から22時まで対応し、夜間の実査にも柔軟に応じられます。所在地は東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビル 3F、4F。赤坂エリアの好立地で、対象者の招集にも便利です。進め方に迷ったとき、会場選びで悩んだとき、インタビュールーム赤坂 バイデンハウスを思い出していただけたらうれしいです。仮予約もお気軽にどうぞ。

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