オンライングループインタビューの設計から分析まで:失敗しない5つの実施手順

オンラインでグループインタビューを実施しようとすると、対面との違いや会場の要不要、進め方の工夫など、意外と悩みどころが多いものです。コロナ禍を経て定着したオンライングループインタビューですが、準備を省くと当日のトラブルで実査が止まってしまうこともあります。フォーカスグループの基本から、オンライン形式の特性、実務で押さえるべき要点まで整理しました。

① フォーカスグループとグループインタビューの違いを理解する

フォーカスグループとグループインタビューはほぼ同義で使われ、正式にはフォーカス・グループ・ディスカッション、略してFGDと呼ばれます。複数の対象者が同じ場に集まり、モデレーターのファシリテーションのもとで自由に意見を交わす手法です。個人インタビュー、いわゆるデプス・インタビューでは引き出しにくいグループダイナミクスや参加者同士の相互作用を捉えられるところに持ち味があります。なぜそう感じるのか、他者の意見を聞いて考えがどう揺れるのか、といった深層や文脈まで掘り下げたいときにFGDが力を発揮します。

② オンライン形式の特徴と対面との違いを把握する

オンライングループインタビューは、ZoomなどのWeb会議ツールを使い、対象者・モデレーター・クライアントがそれぞれ離れた場所から参加するFGDの形式です。地理的な制約がなくなり、全国どこに住む対象者でも招集できるので、リクルーティングの幅が広がります。自宅から参加できるぶん、対象者がリラックスして本音を話しやすいという声も聞きます。一方で、表情や身振りが画面越しになるため、非言語情報の読み取りはモデレーターの観察力に左右され、会話のテンポや間の取り方が対面と異なるため、グループダイナミクスを生むには司会の工夫が要ります。

③ 適切な人数とモデレーターのスキルを設定する

進行そのものは対面と大きく変わりませんが、オンラインならではのコツがあります。対面では1グループ6〜8名が一般的ですが、オンラインでは4〜6名に絞ったほうが進行はスムーズです。画面上では発言が重なりやすく、誰が話すかの混乱も起きやすいからです。モデレーターには、沈黙をどう扱うか、発言順をどう整えるか、チャット機能をどう活かすかといったオンライン特有のスキルが求められます。対象者がZoomに不慣れなときは、実査前に短い接続テストの時間を設けておくと安心です。

④ モデレーター側の配信環境を軽視しない

オンラインなら会場は不要では、と思われがちですが、モデレーター側の収録・配信環境は軽視できません。自宅やオフィスだと、通信、防音、カメラ映りが安定しないことがあります。専用のインタビュールームを使えば、クライアントへのストリーミング配信や録画の品質がぐっと上がります。Google Mapのレビューでスタッフの丁寧なサポートが評価されている施設は、当日のトラブル対応力も高い傾向があります。

⑤ オンラインと対面の両方に対応できる施設を選ぶ

インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは、オンライン配信にも対面調査にも使いやすい環境として設計されました。ZOOMでのオンライングループインタビューはもちろん、フォーカスビジョン(Forsta)を使った配信にも対応し、マジックミラーを備えて対面の実査ではクライアントが別室から傍聴できます。3階と4階の2フロア構成で、3階はカジュアルな雰囲気、4階は落ち着いたムードのある空間として、調査テーマや対象者に合わせて使い分けられます。対象者は最大6名まで、オンライングループインタビューに合う規模感で設計し、洗面台を備え、英語対応のスタッフがいるので外資系クライアントや海外対象者が含まれる調査でも進められます。場所は東京・赤坂、東京都港区赤坂2-14-8 山口建設ビルの3階と4階で、営業時間は9時30分から22時まで夜間の実査にも対応します。

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