グループインタビュー会場の選び方|失敗しない5つの条件と会場タイプ別比較

グループインタビューの会場選びは、調査の質を左右する重要な判断です。マジックミラーの有無や防音性能といったハード面だけでなく、対象者がリラックスして本音を話せる雰囲気があるかどうかも見逃せません。実際に数多くの会場を使ってきた経験から、失敗しないために押さえておきたい条件と、会場を選ぶ際の具体的なチェックポイントを整理しました。

① フォーカスグループは参加者同士の発言が刺激し合う定性調査

フォーカスグループは、あるテーマについて複数の対象者が司会者の進行のもと自由に意見を交わす定性調査の手法で、正式にはフォーカス・グループ・ディスカッション、略してFGDと呼ばれます。一対一で話を聞くデプス・インタビューと違い、参加者同士の発言が互いを刺激し合うため、個別では出てこない深い洞察や思いがけない気づきが生まれやすいのが持ち味です。新商品のコンセプト評価、広告クリエイティブへの反応、ブランドイメージの把握など、活用される場面は幅広くあります。なぜそう感じるのかという理由を掘り下げたいときに、グループインタビューは力を発揮します。

② 標準的な人数は4〜6名で司会者の力量が調査の深さを決める

1グループの人数は4〜6名が標準です。少ないと議論が広がらず、多いと発言が偏ったり場の管理が難しくなります。以前8名を超えるグループで実施したときは、後半になるほど発言が一部の人に集中し、得られる情報の質が落ちたと感じました。司会者の役割も大きなウエイトを占めます。ただ進行するのではなく、発言の偏りを整え、表面的な言葉の裏にある本音を引き出す力が問われます。参加者の意見がぶつかった場面をどうさばくかで、得られるデータの深さは大きく変わります。

③ マジックミラーと防音性能が会場選びの要になる

クライアントが観察室から自然に実査を見守れるマジックミラーの有無は、会場選びの要になります。以前、口コミ評価の高い会場を使ったときに、観察室と実査室の防音が甘く、クライアントの声が漏れてしまったことがありました。ハード面は、現地見学か詳しいヒアリングで事前に確かめておくのが安全です。対象者の受け入れ人数についても、最大6名にきちんと対応でき、椅子やテーブルの配置にゆとりがあるかを見ておきましょう。

④ ZOOM配信対応と清潔感がいまの必須条件

リモートでの立会いが増えたいま、ZOOM配信やストリーミングに対応しているかどうかは、ほぼ必須の条件です。フォーカスビジョンやForstaといった各種ツールへの対応も確認しておきたいところです。清潔感と雰囲気も見逃せません。対象者がリラックスして本音を話せるかどうかが、データの質を左右します。狭い、古いという口コミがある会場は注意が必要です。長時間の実査では、洗面台などの附帯設備が対象者にもスタッフにも快適さをもたらします。

⑤ インタビュールーム赤坂 バイデンハウスは調査の質を支える設備を細部まで詰めた会場

自身のコンサルティング経験と数多くの会場利用をもとに設計したのが、インタビュールーム赤坂 バイデンハウスです。赤坂駅から徒歩圏という利便性に加え、2フロア展開で調査テーマや対象者の属性に合わせて使い分けられます。マジックミラーを設置し、各フロアに清潔な洗面台を備え、ZOOMやストリーミング配信に対応しています。英語対応スタッフが在席し、外資系や海外向けのプロジェクトでも安心して使えます。会場の雰囲気が対象者の発言を変える、というのは多くのモデレーターが感じているところです。窮屈で雑然とした空間では、対象者は無意識に身構えます。対象者が自然体でいられる空間づくりにこだわりました。

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