マーケティングリサーチを外注したいけれど、どの調査会社に頼めばいいのか判断がつかない。そんな悩みを抱えるマーケターや商品開発担当者は少なくありません。国内の調査会社は数十社を超え、得意分野もサービス範囲も会社ごとに異なります。初めて外注する方も、長年付き合ってきた会社からの乗り換えを考えている方も、選定で迷うのは当然です。
目次
外注で失敗しがちなポイント
もっとも多い失敗は、目的が曖昧なまま発注してしまうことです。定性調査と定量調査のどちらが向いているのか、調査設計の段階で整理できていないと、出てきたアウトプットが意思決定に使えないという事態を招きます。市場調査を委託する前に、自社で何を知りたいのか、その知見をどう活かすのかを言語化しておく。ここが出発点になります。
社内稟議のタイミングも見落としやすい部分です。定性調査の稟議書には、調査目的、対象者条件、スケジュール、予算、期待成果の5点を盛り込んでおくと承認がスムーズに進みます。調査会社への相談と並行して社内調整を進めれば、プロジェクト全体のスピードも上がります。
調査会社を選ぶ5つの視点
コンサルティング・ファーム時代から現在まで、国内外の多くの調査会社と仕事をしてきました。その経験から、調査会社の選び方は次の5つの視点で整理できます。
- 専門領域の一致。フォーカス・グループ・ディスカッションやデプス・インタビューといった定性調査を得意とするのか、定量調査が主軸なのかを確認します。目的に合わない会社に頼むと、設計も分析も中途半端になります。
- モデレーターの質。定性調査ではインタビューを進めるモデレーターの力量が成否を分けます。過去の実績や担当者の経歴は遠慮なく確認しましょう。
- リクルーティング能力。対象者を適切に集められるかは調査の精度に直結します。特定の職種、年齢、ライフスタイルを持つ対象者が必要なときは、リクルートの難易度も事前に聞いておきたいところです。
- 機密保持契約の体制。新商品や未発表の戦略に関わる情報を扱う以上、NDAの内容と運用体制は念入りに確認しておきます。
- 柔軟性とコミュニケーション。調査設計の途中で方向修正が必要になることは珍しくありません。変更への対応力や担当者との連絡の取りやすさは、付き合いが長くなるほど効いてきます。
実査環境も調査会社選びの判断材料になる
意外と見落とされがちなのが、どこで実査を行うかという環境の問題です。フォーカス・グループ・ディスカッションやデプス・インタビューを行うインタビュールームの質は、対象者の発言の質にもはっきり影響します。
これまで国内外のインタビュールームをさまざまな立場で使ってきましたが、設備が古かったり、清潔感に欠けるルームに当たったこともあります。リクルートが完璧でも、場の雰囲気が硬すぎると本音が出にくくなる。Googleマップのレビューで部屋が狭い、設備が古いといった声を見かけることがありますが、現場を知るユーザーの率直な感想として参考にしています。インタビュールームを自社で持たない調査会社の場合、外部施設のクオリティがそのまま実査全体の質に響いてきます。
クライアント側のオブザーバーが観察しやすいマジックミラー、遠方のステークホルダー向けのZOOM配信やストリーミング配信への対応も、近年は欠かせない要件になっています。こうした観察環境が整っているかどうかも、施設選びの判断材料に加えてください。
インタビュールーム赤坂 バイデンハウスが選ばれる理由
こうした経験を集約して設計・運営しているのが、東京・赤坂のインタビュールーム赤坂 バイデンハウスです。調査会社に所属しない独立した施設として、どの調査会社にも、どのクライアントにもご利用いただけます。
使いやすさ、清潔感、機能性を三本柱に設計し、調査会社の方からも、初めてリサーチに立ち会うクライアントの方からも、居心地がよかった、また使いたいというお声をいただいています。
- 2フロア構成。3階はカジュアルで明るい雰囲気、4階はシックで落ち着いた空間。調査テーマや対象者層に合わせて選べます。
- マジックミラー設置。クライアント・オブザーバーが自然な形でリアルタイムに観察できます。
- ZOOMやストリーミング配信に対応。遠方のステークホルダーや海外クライアントへのライブ配信も柔軟に行えます。フォーカスビジョン(Forsta)にも対応。
- 洗面台を完備し、長時間の実査でも快適に過ごせます。
- 英語対応スタッフ在籍。外資系クライアントや海外モデレーターが入る調査も問題ありません。
- 対象者は最大6名まで対応。デプス・インタビューからフォーカス・グループ・ディスカッションまで幅広くカバーします。
- 営業時間は9時30分から22時まで。夜間の実査や終日スケジュールにも対応できます。
調査会社選びと並行して、実査環境の選定も早めに動いておくと安心です。複数日程にわたる調査や、複数グループを設定する場合は、会場の空きが思った以上に早く埋まることもあります。インタビュールーム赤坂 バイデンハウスでは仮予約も承っていますので、調査設計の段階からお気軽にご相談ください。空き状況を見ながら、調査計画をご一緒に組み立てていきます。
お電話でのお問い合わせ:03-6441-0989(11:00〜18:00、土日祝除く)
著者プロフィール
石崎 健人
インタビュールーム株式会社(リサート)取締役
株式会社バイデンハウス 代表取締役
外資系コンサルティング・ファームを経て現職。マーケティングリサーチャーであり定性調査のモデレーター。アドタイにて「Z世代の誤解とリアル。ビーリアルな、密着エスノ記」連載中。
